2013年5月15日水曜日

永遠のこどもたち/El Orfanato [スペイン製 仄暗い水の底から]

〜あらすじ〜

元孤児院出身のラウラは夫ともに昔、育った孤児院跡地を買い取り、一人息子のシモンと
3人で暮らしている。昔、自分が孤児院で育った恩返しにと、ラウラも家を孤児院に改装することに決めた。
息子のシモンは、もともと空想癖があったが、孤児院開園が近づくにつれ次第に悪化していく。それを心配に思う母親であった。そんな矢先の孤児院オープンパーティーの日、息子は行方不明になってしまう。その日を境に、家に何者かの気配を感じるようになる…



〜予告編〜


〜感想〜

[El Orfanato=孤児院]
という意味です。日本語のタイトル「永遠のこどもたち」が秀逸すぎる。
ただ、このタイトル故にストーリーを連想しにくい感もいなめない。
この映画は確かにホラーであるが、おどろおどろしいものはない。
確かに、日本で言うところの怨念を産む要素はいくつか存在した。
そして、大人の解釈のために、ホラーテイストを含むことになったが
この映画の中で子供は純真無垢な存在であった。結果的に些細とは言えないが、あってもいたずら程度(?)
最後まで見た感想、母親の愛とホラーのコンビネーションという意味で 「仄暗い水の底から」に通ずるものがある。
ホラーなのだが、無理に脅かす感じはなく、ドラマの中にホラーがとけ込んでいるといった形である。時たま、ホラーであることを忘れているので、ホラー要素が出て来たとき必要以上に驚いてしまう。(あのばあさんのシーンは必要であったのかは謎)
この映画、随所に伏線が張られてて、うまく回収されていって感心しました。
お薦めの映画に加えますが、誰にすすめていいのか不明な映画…

この映画で驚いたことの一つ。
だるまさんが転んだって、日本だけじゃない!

そうそう、この監督「モンスター(浦沢直樹)」の実写化の監督をするそうです。

以下ネタバレを含む







この映画も鈍い夫と、過保護な母親という構図です。ああ、またかと思いつつも見入ってしまう。この映画、悲劇としか言いようがない。
最後はギレルモ・デル・トロらしいハッピーエンドでした。

見終わった後、霊的現象と、実在現象の区別がつかず混乱しました。

ある程度は納得つくけど、シモン君の絵に描かれていた服。なぜシモン君は知っていた?
地下の写真のまねごとかな。

お母さんが見た トマス君はシモン君???喧嘩の後だから、あの態度も分かる気が・・・う〜ん。てか、シモン君だとしたら服も違う気が。
ゲームは母さんと遊びたくて事前にシモン君がセットしていたとも考えられる。

ひょっとして全部、実在の現象として方がつくのか?
あぁ、降霊術のせいで話が混乱。<--こいつは偽物判定するしかない。

そもそもタイトルがネタバレに感じてしまう見終わった後のこの気持ち。

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