2013年5月15日水曜日

たみおのしあわせ [草食系男子の恋愛模様]

地味でオクテな民男(オダギリジョー)が、父・伸男の勧めでお見合いを繰り返していました。
そんな民男の前に、ついに理想の女性・瞳(麻生久美子)が現われ……。
途中まですっきりしないむしゃくしゃした感じのある映画でした。
 父の恋人(大竹しのぶ)も不気味だし、最後の結婚式のシーンでも不安感漂うし。(さすが大竹しのぶとしか言うしかない)
結婚相手の瞳ですら途中からあやしくなってきます。
ほのぼのしたコメディーだと思ってみたら、サスペンスなみの緊張感をもってしまう映画でした。

ああ、この映画はどこへ向かおうとしているのだろう・・・
不安が募ってくる私。そこへ来て最後の結婚式でのこの展開(観てからのお楽しみ)
私が求めていたものは、これだったのか!!
なんだこの爽快感
「The カタルシス」
最後の最後のシーンはあの場で考えられる唯一の解決策かもしれないですね。

そこから「夏」になるくだり。どう解釈すればいい?個人的には、民男が一番の幸せを感じた時(家族みんなでの幸せ)を回想してるんじゃないかなと・・・

でも、疑問はつきません。
俺の解釈でいいの?民男はしあわせになれたのだろうか?
その他の登場人物は幸せになれたのであろうか? 考えてしまいます。
この映画の中での瞳(麻生久美子)なのですが、過去が色々ありそうなのですが、何もわからない。ところどころ危なっかしい行動や、気になる発言。本当に結婚したかったのだろうか? その後のストーリーを想像すると、かわいそうです・・・
とかいいますが、そんな役を演じる麻生久美子さん素敵です。


この映画、解釈が難しいです。鑑賞者をつきっ放しているタイプの後から解釈する映画が好きな人には楽しめます。「するめいか映画ですね。(嫌いじゃないよ)



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