小津安二郎監督の東京物語のリメイク
もとの映画は観ていません・・・・
監督 :山田洋次
平山周吉:橋爪功
平山とみこ:吉行和子
平山幸一:西村雅彦
平山文子:夏川結衣
金井滋子:中嶋朋子
金井庫造:林家正蔵
平山昌次:妻夫木聡
間宮紀子:蒼井優
東京に住んでいる三人の子供達に会うために、広島から遥々東京までやってきた「周吉」と「とみこ」。
二人は、所帯を持った子供達の家で寝泊まりするのだが、子供達も忙しくなかなか時間が取れず、親子はすれ違っていく・・・
家族の絆に問いかける作品
〜予告編〜
〜感想〜
どこの家族の間にも起こりうる話。
たとえ家族とはいっても気を遣うこともある。
奥さんの父親ともなれば、気まずくなる。
本当は大事な存在なのに、ついないがしろな態度をとってしまう。
あまりにも、家族というのがありふれた存在過ぎて、普遍的な存在であることを信じ、ありがたみを感じなくなってしまう。
私は、この映画で言えば妻夫木聡に年齢が最も近い。また、安定した仕事というわけではないので、両親にも心配をかけ続けている。
しかも、海外に住んでいる都合上滅多に実家には帰れない。
そうもなると、あと両親、祖父に会えるのも数えるばかりとしみじみと感じ入ってしまう。
この映画のテーマ自体が私の心に染み込んで来るものでした。
映画を観にいった翌日、つい実家に連絡をとってしまった。そして、普段恥ずかしくて言えないような、
「元気で、体調に気をつけろよ」
などと言ってしまった。
この映画は、家族のことを考えるよい機会になった。
日本人の心に訴えるいい映画だったと思う。
実はこの映画、ヨーロッパで行われていた日本映画祭で観た。
しかも、外国人の友達と一緒に鑑賞。日本人客は私一人だったと思われる。
笑いどころなど、案外同じものなんだなとちょっと感心した。また、泣くとこは同じく泣く。
テーマ的にも国籍問わないんだなと思った。
ただ観賞後、色々質問攻めにあった。
お経を読むシーンだとか、広島の海沿いのシーンだとか、歌舞伎のシーンだとか、見慣れないものが出まくって来たから・・・
なんか、ほとんど映画の感想ではなくなってしまった。
べた褒めしてるようで、文句はある・・・
なんかセリフ回しが気に入らなかった。
なんか、変なところで丁寧に喋るし、変なとこで喋りが雑に感じたのは私だけであろうか・・・?
そんで、紀子(蒼井優)が、とみこ(吉行和子)からお金を受け取ったシーンが気になった。あれ、日本人的には少なくとも一回は断る気がする。一回でいきなり受け取るってなかなかないのでは?
そのせいで妙に紀子が卑しい人間に思えてしまった。
あと、震災の話は無理に入れなくても良かったのでは・・・と思う。
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